HOME > asterisk blog > 月が、ふたつ

asterisk blog

< 蚊に刺されない方法  |  一覧へ戻る  |  好きな数字 >

月が、ふたつ

かつて地球には、月がふたつあったかもしれない。

科学誌『Nature』でそんな論説が発表されたんですって!

月の地形は、地球から見える側がなだらかなのに対して、

裏側は起伏が激しく厚い地殻で覆われていて長年謎とされて

きたこの違いは、二つの衛星の衝突・融合によるものかも知れないという。

月の誕生に関しては、太陽系の形成直後、火星サイズの惑星が

地球に衝突した際に破片が集まって形成されたという説

(ジャイアント・インパクト)が有力である。

今回カリフォルニア大学教授のエリック・アスフォーグ氏らが

発表した論説は、ジャイアント・インパクトにより宇宙空間に

放出された破片が、実は月だけでなく約3分の1サイズの衛星を

もう一つ形作っていたというもの。

研究者らによると、二つの月は約8000万年の間それぞれの軌道上を

公転したのち、衝突したと考えられる。非常にゆっくりとした衝突速度

だったため、小さい月のみが砕けてその破片の一部が月に堆積したと

考えると、月の地形が半面ずつ異なるのも説明できる。

太古の夜空に二つの月が昇る情景、想像してみるとなかなかステキやん。

moons.jpg
asterisk



< 蚊に刺されない方法  |  一覧へ戻る  |  好きな数字 >

このページのトップへ